ムエタイを観る
日本の大相撲やメキシコのルチャ・リブレ、
タイのムエタイなど…
様々な国に存在する格闘技の興行は
写真一枚見ただけでも
充分に想像力をかき立てられるものがあります。
「異なる文化の魅力」というのでしょうか。
それらは競技という枠組みの中で
神事的側面や演劇性や、
時にはギャンブル性なども加味されて発展した
独自の世界観の魅力を発しています。
そんなわけでムエタイ。
ふとした事からタイ旅行に行く事になり、
だったら是非、と念願のムエタイ初観戦を経験しました。
★ ★ ★
ムエタイ2大会場の一つ、
ラジャダムナン・スタジアムの入り口通路を抜け、
テンションが上がってきた僕の耳に
まず入ってきたのは「オッサンたちの大歓声」。
とにかく、オッサン。 タイのオッサン。
第一印象、とにかくオッサンが熱い。
会場の大半はお金を賭けてるオッサンたちで、
試合が進んでいくと市場の競りのような状態になってきて、
グワーッと会場が盛り上がってくるんですね。
この様子には正直、感動しました。
もちろん、最前列で観るムエタイの迫力は
素晴らしいものがあったけど、
客のオッサンたちの熱や、セコンド陣の丹下段平ばりの熱い激など、
その場にいる人たちが作る空気感、
会場の雰囲気が一番強く印象に残りました。
(あと、試合の間ずっと無表情のままラッパ吹いて鐘鳴らしてる
演奏部のオッサンたちも渋くてなかなか魅力的。)
★ ★ ★
ムエタイ以外の部分での初めてのタイの印象としては、
やはりどこか「怪獣」のルーツのようなものを
感じた、という事でしょうか。
寺院以外でも、街なかでガルーダやハヌマーンを見る事も多く、
タイ在住の日本人の方からいろいろと話を聞くと、
それら神話世界の住人たちの立ち位置は
ちょっとフランクな架空世界のスター、って感じで
(実際、他国の文化と混ざる中で天狗や孫悟空に変化しているらしく)
神様的な感じというよりは怪獣的であったり、
妖怪的であるのかな、といった印象を受けました。
そういえば子供の頃、ウルトラ兄弟とハヌマーンが
仲良く並んでいる写真を見て
「なんだこれは!?」と思いつつも
子供心になんだか妙に納得した事を思い出します。
どこか怪獣的なものを感じたり、
リングを見つめるオッサンたちの熱気に胸が熱くなったり、
自分の中の「憧憬」というか、「既視感」というか、
懐かしいような親しみを感じる国でしたね。タイは。
言葉は全く理解できなかったけどね…。
雑誌「Quanto」2009年7月号掲載
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今回は、河合塾美術研究所名古屋校で行われた
奇抜で巨大なパラボラアンテナが立っていたり
こうやって作品や制作風景を見せてもらっていると、
という課題があったのですが、
真面目にクラッシックとかビートルズとかをテーマに
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