展覧会への道 9
10月4週目。
着ぐるみ映像作品
「人造人間 T-71-37」の編集を
CGクリエイターの是村さんと共に詰めていく。
この映像で僕がこだわった部分は
「 ” 人間 ” というものの気配を隠そうとした時に、
逆ににじみ出てくる ” 人間感 ” 」。
人間を際立たせるために、人間を隠す。
例えるならば、スイカの甘みを際立たせるために
逆に塩をふるようなものか?
…ちょっと違うか…
★ ★ ★
壁面展示の最終案が
バタフライ・ストロークから届く。
普段から描きためているこのイラストは、
「キャラクターがカミロボとして
生を受ける前の段階」
でありつつも、
「紙を切り抜いて描いているため、
平面でありながらも
三次元に輪郭線を持つ存在」。
そういう意味では
これもカミロボ、と言ってもいい不思議な存在だ。
(実は、保育園の頃
これと同じような事をしていた。
ま、あえていうならば、針金人形以前の
カミロボのさらなる祖先、と言える姿だと思う)
壁一面、びっしりと並べるレイアウトは
図面では確認しているものの
実際どんな感じで見えるのか、僕自身もすごく楽しみ。
★ ★ ★
人造人間の着ぐるみ(実物)を
展示するための骨組みを作る。
身長が2メートル50くらいあるから
自立させる為の仕組みを作るのは
なかなかの大仕事。汗だくになった。
★ ★ ★
モーションキャプチャーを使って
人間の動きを取り入れたCG映像、
「サンカックス」の再編集をする。
「紙人形に宿る命」をテーマにした
今回の展示では、
手で直接動かす「カミロボプロレス」、
あやつり人形の「黄金」、
コマ撮り映像の「オルゴメリゴ」、
着ぐるみ映像の「人造人間 T-71-37」、
など、カミロボに吹き込んだ命の様々な形を
映像と実物と写真で展示する、という
テーマで進めてきた。
で、10月4週目の終わり、
CGで表現された映像「サンカックス」の編集が終了し、
今回上映する映像が
ようやく全種類出揃った。
★ ★ ★
…ーというわけで、9回にわたって
展覧会準備の様子を長々と書いてきましたが、
いよいよ搬入の日を迎える事となりました。
この文章を書いている10月26日の時点では
やらなければならない事が
まだ幾つか残っているのですが、
ま、ここまで来ればあとは何とかなるでしょう。
展覧会は10月29日から11月16日まで、
京都、出町柳のトランスポップギャラリーです。
みなさまのご来場、心よりお待ち申し上げております…。
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