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2008年12月 4日 (木)

展覧会を振り返って

おかげさまで、京都での展覧会が
無事終了しました。

ご来場いただいた皆さん、
本当にありがとうございました。

会場でお話させていただいた中には
遠方から来られた方も多くおられたようで、
本当にありがたい限りです。

修学旅行生の一団や外国人観光客の方たちが
入ってきて下さったのも
「いかにも京都だなぁ…」って感じでした。

   ★     ★     ★

94_tenji今回の展示が今までと違って面白かったところは
ギャラリーが道路に面していた事です。

道路に面している事で
「それを見る心づもりの無い人の前に、突然それらが現れる」
という状況が作れた面白さ。

毎日夕方になると、ギャラリー横の
スイミングスクール帰りのチビッコたちが
「怪獣や~!」ってテンション上げて集まってきたり、

94_makingたまたま通りかかった人が
巨大なロボットに惹かれて入ってきて下さったりして、
そういう意味では着ぐるみカミロボが
一つのコミュニケーションツールになったようで
「やっぱり大っきいの作って良かったな」って思いました。

展示した後しばらく眺めていると、
着ぐるみカミロボを作ったという意識よりも、
着ぐるみカミロボを道路に面して立てた事で
ガラス1枚を境に「日常と非日常の境界線」を作れた、という事に
意味を感じている自分に気付きました。

「日常と非日常の境界線」というのは、
94orugoあらゆる興行やショービジネス、祭りなどが好きな僕の中に
子供の頃からドーン!と存在する大きなテーマです。

プロレスや特撮好きってのも
そういう嗜好の一つの大きな形なんでしょうね。

   ★     ★     ★

今回はダンボール製の着ぐるみカミロボ以外にも、
コマ撮りの映像など新しい表現の作品を作りました。

それは過去の自分や今の自分の中に断片的に存在する
たくさんのピースを繋げる作業のようでもありました。

94_wsなので今回の作業は、自分としては
モノ作りについて深く考え
純度を上げていく作業ではあったのですが、
もしかしたらバードマンやフジヤマを応援してくれている
チビッコたちにはちょっと「?」な感じだったかも
しれません。

いや、でも、チビッコたちにも
そういうのって感覚的に伝わっているのかもしれない…

今回、老若男女の本当にいろんな方たちとお話しさせてもらう中で、
皆さんと「そういう感じ、分かる分かる」と
一瞬だけでも心を通わせることが出来た事が
「世の中に直接役に立たないものを作っている者」にとっては
大きな意味のある事だったのではないかなぁ、と。

準備も含めたこの2ヶ月間を振り返って、
今はそんな風に思っています。

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