展覧会を振り返って
おかげさまで、京都での展覧会が
無事終了しました。
ご来場いただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
会場でお話させていただいた中には
遠方から来られた方も多くおられたようで、
本当にありがたい限りです。
修学旅行生の一団や外国人観光客の方たちが
入ってきて下さったのも
「いかにも京都だなぁ…」って感じでした。
★ ★ ★
今回の展示が今までと違って面白かったところは
ギャラリーが道路に面していた事です。
道路に面している事で
「それを見る心づもりの無い人の前に、突然それらが現れる」
という状況が作れた面白さ。
毎日夕方になると、ギャラリー横の
スイミングスクール帰りのチビッコたちが
「怪獣や~!」ってテンション上げて集まってきたり、
たまたま通りかかった人が
巨大なロボットに惹かれて入ってきて下さったりして、
そういう意味では着ぐるみカミロボが
一つのコミュニケーションツールになったようで
「やっぱり大っきいの作って良かったな」って思いました。
展示した後しばらく眺めていると、
着ぐるみカミロボを作ったという意識よりも、
着ぐるみカミロボを道路に面して立てた事で
ガラス1枚を境に「日常と非日常の境界線」を作れた、という事に
意味を感じている自分に気付きました。
「日常と非日常の境界線」というのは、
あらゆる興行やショービジネス、祭りなどが好きな僕の中に
子供の頃からドーン!と存在する大きなテーマです。
プロレスや特撮好きってのも
そういう嗜好の一つの大きな形なんでしょうね。
★ ★ ★
今回はダンボール製の着ぐるみカミロボ以外にも、
コマ撮りの映像など新しい表現の作品を作りました。
それは過去の自分や今の自分の中に断片的に存在する
たくさんのピースを繋げる作業のようでもありました。
なので今回の作業は、自分としては
モノ作りについて深く考え
純度を上げていく作業ではあったのですが、
もしかしたらバードマンやフジヤマを応援してくれている
チビッコたちにはちょっと「?」な感じだったかも
しれません。
いや、でも、チビッコたちにも
そういうのって感覚的に伝わっているのかもしれない…
今回、老若男女の本当にいろんな方たちとお話しさせてもらう中で、
皆さんと「そういう感じ、分かる分かる」と
一瞬だけでも心を通わせることが出来た事が
「世の中に直接役に立たないものを作っている者」にとっては
大きな意味のある事だったのではないかなぁ、と。
準備も含めたこの2ヶ月間を振り返って、
今はそんな風に思っています。
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